3月15日(火)に岩和田漁業協同組合の会議室を借りて、芝浦工業大学建築学科岡野先生の生徒さん達による課題発表会が行われました。昨年10月に現地フィールドワークと地域の方々へのヒアリングを行い、それから約半年間に渡り、設計課題として取り組んでくださった成果を現地にて、模型とスライドを使って詳しくご説明いただきました。
↓昨年10月のフィールドワークの様子はこちら↓
ランダムな集まりの重要性
当日の参加者は合計39名で、学生さん10名に加え、御宿町長、議長、岩和田区長、役場企画財政課の皆さま、漁協組合の皆さま、岩和田役員の皆さま、岩和田てづくり屋の皆さま、それから地域を活性化させようと町内で様々な活動をされている皆さまと、バラエティ豊かで幅広い世代の方々に集まっていただきました。
これだけの方々が快く参加してくれ、心の底から感謝しております🙏

御宿町岩和田地区には元々中学校はないのですが、小学校・保育園がなくなってしまった今、お子さんがいらっしゃる家庭以外は、『学生さんの発表会』を見に行く機会や『多世代間交流の場』が少なくなってしまったので、今回はそういった意味でも、とても有意義で色々な気づきのある素晴らしい集まりになりました。
学生さんたちの自由な発想に感激

今回、岡野先生が設定された課題の設計概要は以下のとおりです。
- 用途:公民館+α
- 機能:1)多世代間交流、2)集いと憩い、3)子育て支援、4)防災、5)周辺施設との連携
- 規模:約2,000㎡程度
- 敷地:千葉県夷隅郡御宿町岩和田周辺で、約2,000~5,000㎡の敷地を想定する。新旧の住民が交われ、お年寄りから子供まで立ち寄りやすい場所の候補を挙げる。
岩和田の集落は密集した住宅地なので、ある程度まとまった広い敷地を探すとなると、旧岩和田小学校、旧岩和田保育園跡地、旧岩和田団地(通称・漁民アパート)くらいです(集落から離れたエリアを除く)。
学生の皆さんは、全員一致で「旧岩和田保育園跡地」を選び、隣接する駐車場と一体化して計画されました。

4名の発表者の皆さん共通して素晴らしいなと思ったのは、岩和田のまちを良く見学してくれ、漁村ならでは、岩和田ならではのユニークな特徴を見つけ出し、そこから着想を得て設計のアイデアに膨らませているところです。
参加してくださった皆さん大絶賛でした。
学生の皆さんも、発表後の参加者からのコメントを聞き、すっかり自信を持ったように感じました。
まち歩きマップ


とてもかわいい「まち歩きマップ」まで作っていただき、住民の皆さん、自分の住んでいるところがブックレットに載って興味津々でした。
20部ほどご用意いただいたのですが、欲しい人続出で争奪戦😂 来期、増刷してくださることになりました!
私のふるさとへの想いを深く理解してくれ、一緒の温度感で活動してくださっている岡野先生には感謝してもしきれません。
また新年度からは、新たな学生メンバーで、引き続き『岩和田』で活動してくださいます。
そろそろ、「交流拠点」づくり、本格始動となるか!?
↓ポチポチッ🙏↓


コメント