誰しもがお年寄りになるし、突然一人暮らしになることだってあります。
寂しがり屋の私などは、既にそんなことを想像しては心配になったりしています。。(早すぎ?)
また、高齢になると皆さん、好むと好まざるとにかかわらずデイサービスに通ったり、高齢者世帯だけでは生活が難しくなってくると、それまで慣れ親しんできた地域を離れ、子供のところへ引き取られたりするケースをちょくちょく耳にします。「仕方がない」から「選択肢を持っている」状態に変われたら、どんなにいいことかと思います。
今までになかった素敵な選択肢

皆んなそれぞれに、どのように暮らしたいか、その理想は異なっていると思います。
私は出来ることなら、慣れ親しんだ場所で最期まで人に囲まれて過ごしたい、と思いますが、人によっては出来る限り人とは関わりたくなかったり、自分の仕事や趣味に没頭したい人、山にこもりたい人など、本当に様々だと思います。
神奈川県藤沢市に今年新しくオープンした「ノビシロハウス」は、そんな私のようなタイプにはぴったりの素晴らしいアイデアのアパートです。
ざっくりのイメージは↓こちらの動画を見る方が分かりやすいです。
施設の構成

2棟の建物から構成されていて、左の棟は8室のアパート、そして右の棟の1Fにはカフェとコインランドリー、2Fには訪問看護と在宅訪問診療がそれぞれテナントで入居されています。
素晴らしい取り組み
左の棟の8室のアパートですが、1Fには主に高齢者の方、そして2Fには若い方が入居されているそうです。
ここの本当に素晴らしいなと思う取り組みを以下に紹介します。
2Fに居住される若者(ここではソーシャルワーカーと呼んでいる)が、1Fに住まわれる高齢者に毎日お声掛けすることがルールとなっている。ソーシャルワーカーは計2名とし、その方々はソーシャルワーカーとしての役割を担う代わりに、通常の半分の家賃で住むことができる。
一般の賃貸住宅では65歳以下でないと借りることが難しいが、ここでは若者から高齢者まで年齢制限がない。しかも車椅子利用可能なバリアフリー設計となっていたり、見守りサービス等々の付加価値が付いて、一般賃貸アパート+2万円程度で住むことができる。
月に1度、「お茶会」と「暮らしの保健室(無料の医療相談会)」が開催されるため、入居者同士や近所の方と顔見知りになれる。
アパートの隣の棟に人の集うカフェやランドリーが入居しているのでいつでも賑やかなことに加え、2Fには在宅訪問診療と訪問看護が入っているので、医療・介護が必要な場合に相談しやすい環境が整っている。
一定時間居室の照明が付けっぱなしだったり消されっぱなしだった場合に自動通知するセンサーが付いている。同じく一定時間キッチンやトイレの水を使っていないと自動通知される生活リズムセンサーが付いている。

自然と多世代間の交流ができるような仕組みを最初から組み込んでいるので、頑張って新しいコミュニティに入っていく努力を無理にしなくともよい、というのは大きなメリットだと思いました。
入居される高齢者とその家族が安心できる仕組みがいっぱい詰まっていて、現代の社会課題を解決すべく素晴らしい取り組みをされている施設でした。
案内してくれた鮎川社長に感謝
最後に、入居予定者でもない私に、丁寧で親切なご説明・ご案内をしてくださった株式会社ノビシロの鮎川社長に感謝します🙏
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