千葉県の最南端に位置する旧白浜町、現在の南房総市白浜地域で、2012年に廃校となった旧長尾小学校がリノベーションされ、多目的施設として利活用されているというので見学に行ってきました。
「シラハマ校舎」という名前で運営されています。
御宿町と旧白浜町の位置関係
同じ千葉県房総半島と言っても、その距離66km、車で海岸沿いを走ること1時間半かかります。東京駅から御宿駅までは特急で1時間20分なので、それ以上時間を要します。
その日は、東京から御宿まで電車で、そして御宿から白浜まで車で片道3時間かけて行ってきました。

白浜と言えば、昔から毎年、「そら豆」が市場に出回るより早く、段ボール箱に一杯のそら豆を送ってくれるおじいちゃんの知り合いが居ました。私の中で、白浜=そら豆、という記憶です。
シラハマ校舎の見学
その日は、南房総市よりこの廃校となった小学校を賃貸借契約で借りて、セルフリノベーションをして運営まで行っているオーナーの多田さんにご案内いただきました。
RC造の校舎は取り壊し、耐震改修が不要と判断された木造校舎のみを残して、主に設備関連以外の工事は1年かけてほぼDIYでリノベーションを行ったということで、多田さんにとっては大切な作品ですね。

校舎の各教室は、個別にスペース貸しをされていて、流木で作品を作るアーティストの方や、サーファー整体師の方など、思い思い個性的なインテリアとなっていました。ここの裏側の校舎には、2室の宿泊スペースとシャワーブースが設けられていました。理科室だったと思われる棟は、レストラン・カフェとして利用されています。
そして、一度はどこかで目にしたことがあると思われる『無印良品の小屋』が、17棟ほど、旧校庭にランダムに建っています。持ち主は、東京から週末にやって来る二拠点居住者がほとんどで、屋内は9.1㎡とベッドを置いたらあまりスペースが残らないような、まさに小屋でした。
購入費はオプションなども付けると約400万円程度とのこと。
とっても人気で、ウェイティングリストにはたくさんの方が購入待ちをしているとのことでした。

シラハマ校舎の挑戦
オーナーの多田さんのアイデアと手作業が詰まったシラハマ校舎に魅了されて、千葉県の最南端までたくさんの人たちが東京などから集まってきているようです。更なる大きな構想も持たれていて、これからの白浜地域の展開も楽しみにしています。
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