鬱蒼とした森の中に突如現れる主張の強い建物。
上空から見ると、『?』の形をしています。
ここは四国で一番人口の少ない町である上勝町唯一のゴミ集積場。
『?』の点の部分は4室のホテルとなっています。
そう、私たちはこのゴミ集積場の見学とこのホテルに泊まることを目的に徳島県を訪れました。

エコツーリズム経験
私はこれまで、世界でもエコタウンとして昔から有名なドイツのフライブルクやアメリカのサステイナブルシティと言われているポートランドには足を運んでいますが、日本でエコタウンを売りにした観光に行ったのはこれが初めてでした。


振り返ってみると、13歳のときに書いた作文が読売新聞社主催の「地球にやさしい作文コンテスト」で優秀賞を取り、副賞として10日間程のニュージーランド環境視察旅行に行きましたが、それが私にとって初めてのエコツーリズムでした。
30年近く前になりますが、やはり海に暮らす者として無意識で環境への配慮が身についたのかもしれません。小学生の時は、学校の行事として海の清掃活動がありましたから。
上勝町のゴミ問題

ホテルWHYの宿泊者には、隣接するゴミ集積場の視察ツアーが付いてきました。
人口1,500人の上勝町にはこれまで一度もゴミ収集車が走ってこなかったそうです。
上勝町は、2003年に自治体として日本で初めて『ゼロ・ウェイスト(ゼロ=0、ウェイスト=廃棄物)宣言』をされています。そこに至った理由としては、決して「意識が高いから」とか、そういうきれい事ではなく、小さな町であるがゆえに、ダイオキシンを発生させない焼却炉を作ることが出来ず、隣町へ焼却をお願いしていたけど財政的に厳しくなった中で、みんなで色々知恵を絞り、発想の逆転で『ゴミを出さない』方針になったとのこと。
ピンチを最大限に利用して、今やゴミのリサイクル率80%を達成して、世界に向けてその取組みを発信して注目を浴びている上勝町から、たくさんのパワーを頂いてきました。
具体的な取組み紹介は、後半の記事で紹介します。
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コメント
[…] リズムで新鮮な学びをしてきたので、ご紹介します。(参考:前半の記事へのリンク) […]